2025/04/15 05:02

大切な友人の晴れ舞台。おしゃれをしてお祝いしたいけれど、ヘアアクセサリーのマナーって意外と複雑ですよね。

「何を選べばOK?」「これはNG?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚式のお呼ばれにふさわしいヘアアクセサリーのOKラインとNGラインを徹底解説。

マナーを守りつつ、あなたの魅力を引き立てるおすすめのヘアアクセサリーもご紹介します。

自信を持って結婚式に参加できるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

【基本の心得】主役は花嫁! 控えめな華やかさを意識して

結婚式のお呼ばれヘアアクセサリーを選ぶ上で、最も大切な心得は「花嫁より目立たないこと」。
これは、ドレスや他の小物を選ぶ際にも共通するマナーです。

「でも、お祝いの場だからある程度華やかにしたい気持ちもある…」そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
その通り、結婚式は華やかな装いで祝福するのがマナー。しかし、その「華やかさ」には加減が重要です。

個性的すぎるデザイン、大粒のビジューがふんだんにあしらわれたもの、そして何よりも、花嫁とイメージが重なる純白で大きなヘアアクセサリーは避けるのが賢明です。

また、後方のゲストの視界を遮るようなボリュームのある髪飾りも、気づかないうちに迷惑をかけてしまう可能性があります。
「ドレスや小物との調和」を意識し、「控えめでありながら、上品な華やかさ」を演出することがポイントです。

より詳しくアクセサリー全般のマナーや髪型について知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

【結婚式のアクセサリー】どんなものならOK?お呼ばれゲストのマナーと選び方を紹介!

結婚式お呼ばれ!知っておくべき女性の髪型マナーは?

華やかなヘアアレンジは、お呼ばれスタイルの定番。編み込みやアップスタイルなど、手の込んだヘアセットをする場合は、あえてヘアアクセサリーをつけなくても十分に華やかさを演出できます。

それでも「何かプラスしたい」という方は、これからご紹介するOK&NGラインをしっかり確認しておきましょう。

知っておきたい! 結婚式お呼ばれのヘアアクセサリー NG集

まずはじめに、結婚式のお呼ばれで避けるべきヘアアクセサリーを見ていきましょう。

NG① 花モチーフ:花嫁の特権を尊重する

結婚式において「花」は、花嫁を象徴する特別な存在。ブーケやヘッドドレスなど、美しい生花で飾られた花嫁は、ひときわ輝いています。

そのため、ゲストが花嫁と競うような花モチーフのヘアアクセサリーを身につけるのは、マナー違反とされています。たとえ造花であっても、大きくて存在感のあるものは避けるべきでしょう。

どうしても花モチーフを取り入れたい場合は、小さく目立たないものを、まとめ髪の低い位置にさりげなく添える程度なら許容されるかもしれません。しかし、「基本的には花は避ける」と覚えておくのが安心です。

NG② カジュアルすぎるもの:フォーマルな場にふさわしい装いを

結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の晴れ舞台。ゲストもフォーマルな装いで参列するのがマナーです。ヘアアクセサリーも、それにふさわしいドレッシーなものを選びましょう。

プラスチック製や布製のカチューシャ、普段使いのシュシュなどは、カジュアルすぎる印象を与えてしまいます。せっかくのドレスアップも、ヘアアクセサリー一つでアンバランスになってしまうことも。

ただし、布製のヘアアクセサリーでも、サテンやシフォンなど、上品な光沢感や透け感のある素材であればOKです。カチューシャは、アイテム自体がカジュアルな印象を持たれやすいため、避けた方が良いという意見もあります。しかし、ラインストーンやパールがあしらわれた華やかなデザインであれば、友人中心のカジュアルなウェディングパーティーなどでは許容されることもあります。

NG③ ファーや黒真珠:縁起を担ぐ

結婚式は、新しい門出を祝う縁起の良い場。そのため、一部の素材や色はタブーとされています。

ファーは、「毛が抜ける」「落ちる」ことから、縁起が悪いと考える人もいます。抜けた毛が他のゲストの服についてしまうなどの心配もあるため、避けるのが無難です。

また、お葬式を連想させる黒真珠や、全身黒一色のヘアアクセサリーも避けるべきとされています。絶対にいけないというわけではありませんが、気にする人がいるのも事実。特に格式の高い結婚式では控えた方が良いでしょう。もし黒っぽいヘアアクセサリーをつける場合は、ドレスや他の小物で華やかさをプラスし、重たい印象にならないように工夫しましょう。

注意が必要なヘアアクセサリー

上記以外にも、結婚式の時間帯や素材によって注意したいヘアアクセサリーがあります。

華やかな光りもの:昼間の結婚式では控えめに

キラキラと輝くヘアアクセサリーは、華やかなヘアスタイルやドレスによく映えますよね。しかし、昼間の結婚式では、過度な輝きは控えるのがマナーとされています。

なぜなら、強い光を放つヘアアクセサリーは、カメラのフラッシュに反射して写真撮影の邪魔になる可能性があるからです。また、昼間の明るい時間帯には、派手すぎる印象を与えてしまうことも。

光沢の強いゴールドや、大粒のビジューが散りばめられたヘアアクセサリーは、昼間の結婚式には不向きです。パールのような上品な光沢を持つ天然石や、小粒で控えめなラインストーンを選ぶと良いでしょう。

一方、夜の結婚式であれば、輝くヘアアクセサリーで華やかさを演出するのはOK!ただし、ティアラや王冠のように見えるデザインは、花嫁と間違われる可能性があるため避けるのが賢明です。

いずれにしても、「加減」を意識することが大切です。

季節感のある素材:結婚式のシーズンを考慮して

ベロアやスエードなど、秋冬らしい暖かみのある素材のヘアアクセサリーは、秋冬の結婚式にはぴったりです。しかし、これらの素材を春夏の結婚式につけていくと、季節感がずれてしまい、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

春夏には、レースやシフォンなど、軽やかで涼しげな素材がおすすめです。迷った場合は、パールやラインストーン、サテン生地など、通年使える素材を選ぶと安心です。

結婚式のお呼ばれにおすすめのヘアアクセサリー

マナーを踏まえた上で、結婚式のお呼ばれにふさわしいおすすめのヘアアクセサリーをデザイン別にご紹介します。

バレッタ:上品な華やかさをプラス

つけるだけでヘアスタイルを華やかにしてくれるバレッタは、お呼ばれにぴったりのアイテムです。

[@hrn.kuuさんの投稿をイメージした説明] まとめ髪のサイドやハーフアップの結び目につければ、さりげないアクセントになり、おしゃれ度がアップします。

[@idee.kobayasiさんの投稿をイメージした説明] 定番のパールを使ったバレッタは、上品で落ち着いた印象を与え、どんなドレスにも合わせやすいのが魅力です。

リボン:大人可愛い印象を演出

リボンは、素材、色、サイズが豊富なので、自分の雰囲気に合わせて選びやすいのが特徴です。

[@hairmake.zipさんの投稿をイメージした説明] 光沢のあるサテン生地のリボンは、クラシカルでドレッシーな雰囲気にぴったり。

[@yassan553さんの投稿をイメージした説明] ハーフアップの結びびとに、ドレスの色に合わせた黒のリボンを添えれば、大人っぽく洗練された印象に。

[@ymmtxmioさんの投稿をイメージした説明] 幅広のリボンを大胆に使ったヘアスタイルは、リボンが主役となり、一気にこなれ感が出ますね。

ヘアピアス・コーム:さりげない輝きで特別感を

小ぶりなヘアピアスは、控えめながらも結婚式らしい華やかさをプラスできるアイテム。くるくると回してつけるだけで、セルフアレンジにも取り入れやすいのが魅力です。

[@monachi_dayoさんの投稿をイメージした説明] まとめ髪はもちろん、編みおろしなどのダウンスタイルにいくつか散りばめれば、ぐっと華やかな印象になります。

カチューシャ:選び方に注意して上品に

カジュアルな印象を持たれやすいカチューシャですが、細めのデザインで、パールやビジューがあしらわれたドレッシーなものであれば、結婚式にもふさわしいスタイルになります。

また、バックカチューシャをまとめ髪につけるスタイルも素敵です。上品なデザインを選べば、大人っぽくエレガントな雰囲気を演出できます。

さらに、こちらの記事では結婚式お呼ばれのヘアアレンジをたくさんご紹介しています。ぜひ参考にして、ヘアアクセサリーとのコーディネートを楽しんでくださいね。

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結婚式お呼ばれにふさわしいポニーテールとは?おすすめヘアアレンジをご紹介

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まとめ:マナーを守って、最高の祝福を

結婚式のお呼ばれヘアアクセサリーは、「花嫁より目立たないこと」が基本。華やかなヘアスタイルであれば、必ずしもヘアアクセサリーをつける必要はありません。

花モチーフは避けるのが無難ですが、どうしてもつけたい場合は小ぶりで控えめなものを。カジュアルな素材や縁起の悪いとされるものは避け、華やかな光りものは夜の結婚式に取り入れるのがおすすめです。

季節感も考慮しつつ、会場の雰囲気や他のゲストとのバランスを考えながら、あなたの個性を引き立てる素敵なヘアアクセサリーを選んで、心温まる祝福の気持ちを装いに込めてくださいね。